大塚国際美術館は、日本で唯一の陶板壁画美術館です。世界の名画を原寸大で再現した作品が約1000点展示されています。私は先日、初めてこの美術館を訪れましたが、その広さ、展示数、作品の質に驚きと感動を覚えました。このブログでは、大塚国際美術館の概要や見どころを紹介します。
1. 大塚国際美術館の概要
大塚国際美術館は、徳島県鳴門市にある陶板名画美術館です。陶板とは、陶器の板に絵を焼き付けたもので、風水害や光による色彩の退行に強く、長期間保存できるという特徴があります。この美術館では、世界中の名画をオリジナルと同じ大きさに複製し、展示しています。西洋絵画の歴史を一望できるだけでなく、現存しない作品や分散された作品を復元するなどの試みも行われています。また、陶板複製画は写真撮影が許可されていたり、手で触れられたりするなど、観客との距離が近いのも魅力の一つです。
入り口はこのようになり山の中に入っていきます。
ここから山の上に見える建物の間に3階分の地下があります。
正直、館内を見学しているときは山の中なんて全く感じませんでしたが見学したあとにあの広さが地下って、単純にスゲー!と思いました。
ちなみに敷地面積:66,630㎡、建築面積:9,282㎡、延床面積:29,412㎡(8,897坪)、地下5階・地上3階、総建築費:21億円、開館:1998年(平成10年)3月21日です。
2. コレクションの内容
展示は西洋美術をより深くそして楽しく感じてもらうために、【環境展示】【系統展示】【テーマ展示】の3つからなっています。
環境展示
古代遺跡や教会などの壁画を環境空間ごとそのまま再現した今までにない臨場感を味わえる立体展示になります。
系統展示
古代から現代に至るまでの西洋美術の移り変わりを美術の歴史とともに感じることができる展示になります。
古代 → 中世 → ルネサンス → バロック → 近代 → 現在と人類のあらゆる感情や情勢を展示品から考察できます。
テーマ展示
人間にとって根源的かつ普遍的主題など、時を超え古今の画家達の描いた代表的な作品をテーマごとにそれぞれの表現方法の違いを比較することができます。
- 空間表現
- トロンプ・ルイユ(だまし絵)
- 時
- 生と死
- 食卓の情景
- 家族
- 運命の女
- レンブラントの自画像
3. イベントや展示会
私が訪れたときはゴッホ「夜のカフェテラス」が開催期間でした
2つの絵に違うところが7箇所あるので探してみましよう。
詳しくは下のリンクから確認をお願いします。
4. アクセス方法
車で訪れるときはナビの設定を美術館専用駐車場への設定をおすすめします。
入場口には駐車場がありませんので直接訪れるとあたふたなります。
美術館専用駐車場は無料でシャトルバス(これも無料)運行しています。
詳しくはこちらを参考に↓↓
5. 美術を愛する人へのオススメポイント
大塚国際美術館の一番のおすすめは環境展示です。
本物と同じ大きさで展示されています。
訪れると本物の凄さが実感できますが現在でも再現するのが大変な大きさです。
特に入り口正面を進んだ先になるシスティーナ・ホールの大きさは正直「マジカ!」って思う大きさです。
6. 大塚国際美術館での感動体験
このような美術館でガンダムを感じることができたのは驚きです。
ガンダムUCである一つのシーンを思い出しました。
それは【わが唯一の望みの】「一角獣を従えた貴婦人」です。
何故か私の記憶に刻み込まれていました。一度しか見たことがないバナージが迷い込んだ実家?の屋敷の壁に描かれた壁画
現在の作品の多くが過去に作り出された作品から想像を膨らまし現在の作品になっている事実、3〜1万年前の人々の物語の想像力や現実の怖さなど様々な思いが伝わってきてちょっと怖いですね。
大塚国際美術館は、世界の名画を身近に感じることができる素晴らしい美術館です。私は初めて訪れましたが、とても満足しました。ただ、ゆっくりすべてを見尽くすには一日では時間が足らないと思いました。正直、まるまる2日欲しいです。訪れるときはぜひ朝一からの入館をおすすめします。
美術好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ一度訪れてみてください。
大塚国際美術館HP
コメント